をみてみる。10.0-RELEASE 出たこともあり。
FreeBSD 10.0-RELEASE Announcement
7.x くらいまではなんとなく触ってたものの、8.x, 9.x はほとんど触れてなかったな。
というわけでざっと過去の accouncement をみてみた。。 7.0 から。内容は適当に省く。リリース日順。
・7.0-RELEASE (2008/2/6)
libthr がデフォルトのスレッドライブラリに
IPC, networking, スケジューラのロックが細粒度化
ULE スケジューラがかなり改善、でもデフォルトではない。
ZFS を experimental support
gjournal, gvirstor
XFS を read-only で support
いくつかの network driver で TSO と LRO support
Experimental SCTP (Stream Control Transmission Protocol) support
OpenBSD からの lagg(4) の import
BPF が jit コンパイルするようになってパケットキャプチャ性能改善
jemalloc 搭載 ( phkmalloc 置き換え)
freebsd-update
・7.1-RELEASE (2009/1/5)
amd64 と i386 では ULE スケジューラがデフォルトに
OpenSolaris から DTrace を import
NFS Lock Manager client の改善
ブートローダの変更。USB デバイス、GPT ラベルなデバイスからの起動が可能に
cpuset システムコール,コマンドが追加
・7.2-RELEASE (2009/5/4)
Superpages を透過的に利用可能に ( Superpages についてはこの記事を見よう)
Jail で 複数の IPv4/IPv6 アドレスのサポート
・8.0-RELEASE (2009/11/25)
Xen Dom-U, VIrtual Box ゲスト&ホスト, 階層化 Jail
NFSv3 GSSAPI support, experimental NFSv4 client and server
802.11s D3.03 無線メッシュネットワークと仮想アクセスポイントのサポート
ZFS はもはや experimental じゃないよ
USB 周りの書き換え、USB ターゲットのサポートを含む
多くの箇所で SMP スケーラビリティの継続的な改善、 特に VFS 周り
ネットワークリンク層サブシステムの改訂
MIPS アーキテクチャの experimental サポート
・7.3-RELEASE (2010/3/23)
ZFS が バージョン 13 に
gptzfsboot というおにゅーなブートローダが GPT と ZFS をサポート
hwpmc の強化で Core2/i7 プロセッサと pmcannotate のサポート
ぬるぽ脆弱性の緩和〔?〕
新 mfiutil, mptutil ツール
・8.1-RELEASE (2010/7/23)
zfsloader の追加
zpool がバージョン 14 に
UFS と ZFS で NFSv4 の ACL サポート。cp(1), find(1), getfacl(1), mv(1), と setfacl(1)。
・7.4-RELEASE (2011/2/24)
Many misc. improvements and bugfixes
(7.x は終了)
・8.2-RELEASE (2011/2/24)
FreeBSD/amd64 で Xen HVM,
FreeBSD/i386で Xen PV サポートの改善
ZFS on-disk format がバージョン 15に
aesni(4) ドライバ
Many misc. improvements and bugfixes
・9.0-RELEASE (2012/1/12)
新インストーラ bsdinstall(8) の追加。ISO イメージで利用。
FFS が softupdate journaling サポート。(略称 SUJ ってやつ)
ATA/SATA が AHCI をサポート
HAST フレームワーク
Capsicum Capability Mode サポート
ユーザレベル DTrace
TCP/IP スタックが mod_cc(9) をサポート (Modular congestion control)
NFS サブシステムの更新。新実装は NFSv4 をサポート。
High Performance SSH (HPN-SSH)
Flattened device tree 。組み込み向け。
powerpc アーキテクチャの PS3 サポート
LLVM と clang を import
・8.3-RELEASE (2012/4/20)
usb(4) が USB パケットフィルタをサポート
TCP/IP スタックが mod_cc(9) をサポート (Modular congestion control)
ZFS が SPA version 28 に
・9.1-RELEASE (2012/12/31)
Intel GPU ドライバ GEM/KMS サポート
netmap(4) fast userspace packet I/O framework
illumos プロジェクトからの ZFS の改善
CAM Target Layer, a disk and processor device emulation subsystem
Jail でいろいろ(devfs, nullfs, zfs マウントなど)
POSIX2008 拡張ロケールサポート。Darwin での拡張との互換。
oce(4) ドライバ
sfxge(4) ドライバ
Xen 準仮想化 Ethernet driver (netback) の改善
hpt27xx(4) ドライバ
GEOM マルチパスの改善
ataraid(8) 非推奨により Software RAID では GEOM raid がデフォルトで有効に
AVX FPU extension カーネルサポート
IPv6 hardware offload support の多くの改善
・8.4-RELEASE (2013/6/7)
Feature flags 5000 version of the ZFS filesystem. (なんだろこれ?)
出荷されている全ての LSI storage controller のサポート
・9.2-RELEASE (2013/9/30)
ZFS ファイルシステムで TRIM サポート。SSD 利用時。
virtio(4) を GENERIC カーネルに追加。amd64 & i386
ZFS ファイルシステムで lz4 圧縮サポート
DTrace フックをデフォルトで有効に。GENERIC カーネル。
DTrace バージョン 1.9.0
HEAD からの unmapped I/O support の import
・10.0-RELEASE (2014/1/20)
GCC はデフォルトでインストールされない。clang(1) がデフォルトのコンパイラに。
Unbound をベースシステムに import。ローカルキャッシュ DNS リゾルバ。
BIND をベースシステムから削除
make(1) を bmake(1) に置き換え。NetBSD から。
pkg(7) がデフォルトのパッケージ管理ユーティリティに
pkg_add(1), pkg_delete(1)と関連ツールは削除
仮想化周りの拡張。bhyve(8), virtio(4)、Hyper-V でゲスト利用時の準仮想化ドライバ。
SSD での TRIM サポートが ZFS に追加
LZ4 圧縮アルゴリズムが ZFS に追加
EC2 サポートは Collin Percival さんがしておられるのでそれをみれば OK
FreeBSD on EC2
こうしてざっとみてみるとやはり ZFS や DTrace を使いたくなってくるかな。開発も順調につづいているし、ZFS on Linux より歴史長いし。(OpenIndiana / Solaris / SmartOS あたりを使おう!というのは無視)
ZFS - FreeBSD Wiki
ipfw/ipfilter/pf 周りはどのような状況になったんだろう。
Raspberry PI サポートよいかも。
http://www.freebsd.org/releases/10.0R/relnotes.html#kernel-arm
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